URL転送表の循環・重複を見つける方法|サイト移転前のCSV点検
2026年9月11日サイトリニューアルの転送表は、「旧URL、新URL」の2列にして、転送元の重複・同じURLへの転送・循環・途中ページを挟む転送を確認します。ここでは、架空のURLで入力ミスを再現し、設定前に表を直す手順を紹介します。
本記事は、当社が提供する「URL移転マップ点検」の使い方です。確認日:2026年9月11日。以下の例はツールの処理で検証しています。実際のサイトの移転作業を行った事例ではありません。
まず確認するのは「表の整合」と「実際の転送」の2つ
表に矛盾がなくても、サーバーに設定が入っていなければ転送は動きません。今回のツールが点検するのは入力した表です。URLへアクセスしてHTTP応答を調べたり、WordPressやサーバーの設定を書き換えたりはしません。
Googleは、URLの変更に合わせて対応表を用意し、可能なら永続的なサーバー側の転送を使うこと、途中のURLを経由せず最終的なURLへ直接転送することを案内しています。設定後のテストも必要です。出典:Google 検索セントラル「サイトを移転する方法」(2026年9月11日確認)
例1:途中のURLを挟む転送を見つける
次のCSVは、old → middle → new と2段階になる表です。URLは説明用の架空データです。
旧URL,新URL
https://example.com/old,https://example.com/middle
https://example.com/middle,https://example.com/new
この入力では、次の確認メッセージが出ます。
複数段階の転送候補:https://example.com/old → https://example.com/new
oldとmiddleの内容をnewへ引き継ぐ方針なら、担当者が内容の対応を確認したうえで、両方の転送先をnewに直します。
旧URL,新URL
https://example.com/old,https://example.com/new
https://example.com/middle,https://example.com/new
修正例では複数段階のメッセージは出ず、2件の対応表「redirect-map.csv」を取得できます。これをサーバーへアップロードすれば転送が有効になる、というファイルではありません。設置方法は使っているCMSやサーバーに合わせて決めます。
例2:元のURLへ戻る循環を止める
旧URL,新URL
https://example.com/old,https://example.com/new
https://example.com/new,https://example.com/old
この表はold → new → oldと元へ戻るため、ツールは「転送の循環があります」と表示して作成を止めます。公開したい最終URLを先に決め、そのURLから元へ戻す行を見直してください。ツールが正しい移転先を自動で判断するわけではありません。
例3:同じ転送元を2行に書いたとき
旧URL,新URL
https://example.com/old,https://example.com/new
https://example.com/old,https://example.com/other
この場合は「転送元が重複しています」と表示します。newとotherのどちらへ移すかを担当者が確認し、転送元が1行になるよう整理します。同じURLを転送元と転送先に入れた場合も作成を止めます。
無料で試す手順
- URL移転マップ点検を開く。
- 入力欄へ上のCSVを貼り付けるか、UTF-8のCSVファイルを選びます。
- 未ログインの場合はログインし、無料で作成します。確認メッセージが出たら表を直して、もう一度作成します。
- 取得した対応表を担当者と確認し、設定後に実際の転送を別途テストします。
ログイン前にもページのサンプルを確認できます。入力するURLはhttps://から始まる完全なURLにしてください。HTTPの旧URLはこのツールでは扱えません。認証情報付きURLや社外に出せない情報は入力しないでください。
移転担当者へ渡すときの確認事項
- 表にない旧URLが残っていないか。
- 新しいページが、元ページの内容に対応しているか。
- 設定後に意図したURLへ到達し、不要な途中転送がないか。
- 新しいページの内容や公開状態を確認したか。
この4点は、入力した2列の表だけでは確認しきれません。警告が消えたことをサイト移転の完了や検索順位の保証として扱わず、引き継ぎ用の表の確認に使ってください。
継続して複数の移転表を扱う方向けの月額プランも用意しています。まず無料範囲で入力・出力が業務に合うか確かめ、必要な場合にツール画面で料金と利用条件をご確認ください。